相対主義

相対主義が適応できる条件は緊急性が無い案件である。

命の問題に相対主義は通用しない。文化や主義が違っていても身体構造は違わない。
治療法が選択できる状態は、死への距離が遠い場合だ。
交通事故や急性症状の激しい感染症に通常医療かホメオパシーか選択する余地が無い。


相対主義が適応できる条件は選択可能な環境が存在する場合である。

貧困状態では選択する選択肢が存在しない。
貧困状態では個人主義主張や医療の自己決定権、生命倫理より資源の効率化が最大の命題になる。


そして相対主義は「それを理由に他の考えを否定する」為にあるものではない。他の考えを認めるためにある。
相手の尊重し、自身の尺度のみで判断することを否定する行為を伴う。

相対主義を理由に他のもの否定した瞬間、決定が不可能になる。
それでも決定できると考えている人は


自分だけが客観的に判断できるとうぬぼれている」ただの主観主義者だ。

つまり相対主義者ではなく「自己主観主義」に他ならない。

相対主義はそんなに軽いものではない、覚悟がいるのだ。